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Google本で有名になった佐々木俊尚氏の新刊。今回はWinny裁判の顛末を語ることから始まる。それは本書の半分程度。そこから派生して、後半では、この国がデジタル、ネットの世界で米国に先を越された経緯を語っている。当然のことながら、この書が解説している時代を、私もリアルタイムで経験している。しかし、改めて、この10年に何が起きたのか語られると、この国の危うさに気がつかされる。
誰がウェブ2.0を制するか ネットvs.リアルの衝突 (文春新書)
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/12/18
- メディア: 新書
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「ブロードバンドが安い」とか「光ファイバーが多い」とか、実は、この国は世界と競争しなくて良いドメスティックな分野が強いだけだ。