外資系コンサルの真実

外資系コンサルの真実―マッキンゼーとボスコン

外資系コンサルの真実―マッキンゼーとボスコン

投資ファンドとは何か」の著者が外資系コンサルについて書いている。米国AT&Tは1989年から1994年までの間に約500億円をもコンサルに支払ったそうだ。それにもかかわらず業績は回復しなかった。大きな構造変化のなかではどんな手を打っても効果は無かったのか。それにしても、コンサルはその機会を自分の利益に変えてしまう。日本の通信会社でも似たようなことはおきそうだ。

いま注目されているのは日本郵政公社の民営化。有り余るほどの金を持つ素人集団の市場参入。外資系コンサルとしては食指が動こうというものだ。いや、逆にしっかりとしたプロ集団に短期で育ててもらわないと大変なことになる。それこそプロ達の餌食になりかねない。