振り返り

今回のカイルア旅行。新しい場所への旅行というよりは、これまで訪ねた場所への再訪。少し前までは一度行ったことがあるから、もう行く必要は無い、というのが旅行に対する認識だった。ところが、ハワイは違うらしい。また、あそこに行きたいと思わせる。そして、行くたびにその場所に慣れてゆく自分に心地良くなる。



日本での生活と何が違うのだろうかと考える。景色、空気感、香り、5感のあらゆるものが違うのだが、いつも強く違いを感じるのが「風」。つまり、空気の流れ。その心地良さ。東京で感じる「むっ」とした生暖かい空気と違う。この違いは、ハワイでは空気がつねに海と山で浄化されているためかもしれない。


結局のところ、この「空気」の気持よさを求めているので、ある意味ではどこに行こうともあまり関係がない。家で寝ているだけでも、実のところは気持ち良い。そう考えると、空気の流れを感じることができないワイキキのホテルで過ごすという選択肢はもはや全く有り得ない。豪華なホテルで過ごしたいのなら、東京のホテルに数泊泊まったほうがよほど安上がりなような気がする。



買い物はかなりお得な感じがする。円高を抜きにしても、あちらこちらでセールをしており、50%やそれ以上という割引。東京で買い物に行く、それも洋服をわざわざ買いに出かけるような年でもなくなってしまったので、こんなときにまとめて買ってしまう。

珍しく最終日に体調を崩し1日を潰してしまう。バーベキューステーキを食べ過ぎたのかもしれないし、Alan Wongのワイルドな料理にあたったのかもしれない。仕事に遊びにと慌しく過ごしすぎたかもしれないし、少し休めという啓示だったのかもしれない。日本に帰ってきて食べるおかゆが妙においしい。そろそろ、タフな食べ物は控えて、身の丈にあった身体に優しいものでも食べろということかもしれないとも思う。



いまはさすがに満足しており、またすぐに行こうとは思わないが、あと数カ月すると、そんな気分になるのだろうか。そうであれば、来年もまた何の憂いも無く行けるとうれしい。