タイムラグ

この発表を見て思った。

無線LANだからといって「自宅での接続は一切通信費がかからない」と思ったら間違い。ソフトバンクのプランでは、月額利用料490円(10年末までに申し込めば永年無料)のほかに、専用パケット定額サービスの月額4410円を支払う必要がある。つまり、無線LANでインターネットに高速接続して大容量のコンテンツを楽しむにはパケット定額制の上限分を支払わなくてはならないのだ。

これは2006年にFMCとしてWiFi搭載のケータイ導入を提案していたときのアイデアだ。


こんなトレンド。

不要になった携帯端末を買い取り、割安価格で販売する「携帯中古ショップ」が増えている

これは2002年にプリペイドを中古端末で提供しようと提案していたアイデアだ。


もう古い記事だが、このスキーム。

それぞれのプラン用にSIMカードが2枚用意されており、データ通信を定額で利用する場合はデータ定額プラン用SIMを、イー・モバイルがサービスを提供していないエリアや海外で利用する場合にはデータ従量プラン用SIMをC01LCに装着する。

2007年にワイマックスの免許申請をしていた時のアイデアだ。

さらにこれも。

4Gバイトのフラッシュメモリドライブを内蔵する「Eee PC 4G」とイーモバイルのデータ通信カード「D02HW」が、イー・モバイルの新料金プラン「スーパーライトデータプランにねんMAX」に加入することを条件に100円で購入できると評判を呼んでいる

当時、ASUSのPCが5万円と聞いて、このスキームが可能と盛り上がっていた。


ただし、いずれも数年前にアイデアを出してきただけだ。それが戦略や企画の仕事と言えばそれまでだが、時代を少し早く読みすぎているのかもしれない。戦略や企画は正しいが、実行力が伴っていなかったとも言えるのかもしれない。


いまの先読みアイデアは、Cloud型のMail。自信はたっぷり。世の中とのタイムラグが気がかり。