3日目気がつくとオアフ島を半周している

朝は５時３０分に自然に目が覚める。本日は何をしようかと考える。オアフ島の北に行こうと思う。そのまえに、昨日の夜中のChinaTownの不思議を解明するべく、立ち寄ってみる。昨日は夜中。どの店も閉めていたが、朝になると開店している。ガイドブックを見直してみると、営業は１４時３０分までと書いてある。ずいぶんと優雅な商売にも思えるが、昨夜の様子を見れば納得できる。人がまったくいない。浮浪者が多い。これでは店を開いていても、お客さんも寄り付かないだろうと勝手ながら推測する。周りの危ない空気とは裏腹に何か旨そうな予感もする店構え。朝か早い昼にでも来てみるかと思いながら、そこを離れる。

ワイキキから北を一路目指す。たいして走った気もしないのだが、島の北部のHaleiwaに到着する。北西側なので日の入りが美しいというSunset　Beach。夕方に再度来ようと思う。カメハメハハイウエイをゆっくりと北西に向かって走る。昨日の島の西部とは趣きがずいぶんと異なる。こちらは、湾ではなく外洋に面した荒々しい波。山が少なく、平坦な海岸が続く。東に比べると砂がやや赤みかかり、そのせいか、海の青さが東に比べて濃い。ところどころのビーチで車を降りながら走り続けるとゴルフ場で有名なTurtle Bayリゾートを発見する。吸い込まれるようにゴルフコースの方へ進む。

プロゴルフショップをぶらぶらするが、特別欲しいものも無い。早めの昼飯にするかと、ゴルフ場に面したレストランでBLTサンドを頼む。こちらはベーコンが旨い。それに新鮮なレタスとトマトの組み合わせ。それなりに楽しめる。サイドのコールスルーにも、さりげなくコリアンダーが混ざっていたりする。ゴルフ場とはいえ芸が細かい。

ところどころ、気になるところで車を止めながら、さらにカメハメハを東に進む。Kahuku、Laie、Hauula、Punaluu、Kahanaと進み、Kualoaに着く。事前に何も調べていなかったが、Kualoa Ranchに観光バスがたくさん止まっているので、何かあるのだろうと車を止めて見る。ジュラシックパークや、ロストなどのロケ地であると言う。１時間程度のツアーもある。ロストのファンとしては思わず申し込む。古ぼけた大きなバスに乗せられ、４、５カ所のポイントを回るだけのツアー。第２次世界大戦中の塹壕のあと、ジュラシックパークで恐竜が飛び越えた古木、ゴジラの足跡などなど。ツアーにありがたみがるかどうかは別として、このRanchのなかの景色は、まさに映画の光景。作り物では無い、この景色を見るだけでも価値はある。

そうして、さらに東に進むと、昨日のKaneoheに到着。結局、島を楽々と半周している。昨日と同じ帰り道では面白くないので、メールで教えてもらったPali Hwyを利用する。このPali HwyのLookoutからの景色も絶景。眼下に広々としたゴルフ場、街、海が広がり、背後には日本ではとても見ることのできない岸壁や岩肌が広がる。天気が曇り空なのが残念。天気の良いときにまた来ることにする。