長い1日

ボストン発は6時30分からサンフランシスコ着は9時30分。わずか3時間のフライトかと、何も考えていない。頭もボッとしている。3時間経っても、全く到着しそうな気配すらない。ふと時差を思い出す。東と西の時差が3時間。そうなると、さらに3時間乗り続けるのか。6時間のフライトといえば、あと数時間乗れば、日本からあらゆるアジアンリゾートに行ける。そのフライトの6時間はもっと、たくさんのエンターテイメントを用意してくれているのに。本当に何も無い。

本を読み、Boseのヘッドホンで音楽を聴き、やっとサンフランシスコに到着。レッドカーペットクラブに直行。広い空間で、サンフランシスコをやや意識した空間になっている。今回のような旅だと、どこの空港に行ってもレッドカーペットクラブに立ち寄ることができる。基本的にはソフトドリンク程度しかないが、ゆっくりと腰掛けて、WiFiにアクセスできるだけでも、価値があるなと思いながら、しばらくの時を過ごす。

11時30分が出発の予定。搭乗ゲートに行く。サンタバーバラ行きの便は遅れるという。最初は10分程度の遅れと案内される。そこで待っている。さらに10分伸びる。やがて、30分伸びる。気が付くと、そこで2時間待たされる。出発時間が変更になる。14時過ぎだと言う。そこでレッドカーペットクラブに戻る。ここの難点は、5分程度、離れた場所なのだが、アナウンスが全く無い。そのため、フライトの時間の変更を見るために、搭乗口やディスプレイまで出向かなければならない。

何度も、レッドカーペットクラブと搭乗口の往復を繰り返すうちに、15時20分の出発に表示が変更される。さすがに、何度も表示が変更されるので、こちらも、いい加減な気分になり、ちょうど15時20分に搭乗口にむかう。

あれ、さっきと風景が違う。待っている人が減っている。今度こそ搭乗を始めたかと急ぐ。受付の黒くてでかい女の子に聞く。すると、もう出発したという。俺は15時20分に来ているじゃないかと怒ってみる。15時20分は飛び立つ時間(Departure time)だと、わかりきった答えが返ってくる。こうして、ついに予約便に乗り遅れる。

こうして、18時にホテルで待ち合わせをする約束に遅れるが、ホテルに到着した次第。