グーグルの次のモデル

佐々木俊尚氏の新作。

次世代ウェブ グーグルの次のモデル (光文社新書)

本屋の陳列棚でみかけ、つい購入。同氏は次々とグーグルやウェブ関連の著作が相次いでいる。そのそれぞれが面白い。よく書く時間があるものだと思いながら読む。最後に書いてあった。時間がないので、「ITメディア」に連載し、準備したそうだ。そのタイトルは「ネットベンチャー3.0」。２００６年７月から同年１２月までの２０回。そんなオリジナルの意図のとおり、日本のITベンチャーのケースが紹介されている。いろいろと学ぶべき教訓が示されている。

日本のITベンチャー、クインランド社が学んだウェブサイトが成功するための３原則が紹介されている。それは、

1. ポータルを開設した段階から、とにかく圧倒的な情報量が必要
2. 企業の側が情報を継続的に増やしていくことには限界がある。ユーザーによって情報が自己増殖してゆく仕組みをつくらなければならない
3. ありとあらゆるポイントで顧客にコンタクトして、注目を集める必要がある。

これはまさにWeb2.0の構成要素。①データベース、②UGC（ユーザー・ジェネレイテッド・コンテンツ）、③アテンションエコノミー
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