古くからの習慣は正しいか

考えて見れば25年近くになるが、毎年、長野県佐久市のサニーカントリーで泊まりでプレイしている。そのうちここ最近10年は、春と秋の2回。金曜日から日曜日の2泊3日。今年は春に予定があったが、当日の大雨予報で中止。そのかわりにということで、この週末。

しかし、サニーカントリーでプレイするというこの行事は終了間近。まず、サニーカントリーのコンディションがあまりに悪い。コースメインテナンスは最悪。フェアウェイのど真ん中の芝生はハゲ土のような状態。ラフのほうが打ちやすいねという会話が続く。

このような状態は今年に始まったことではなく、昨年は2日のうちの1日は近くの望月東急カントリーでプレイ。本年も、その前例に従う。こちらは、まさに普通のコース。ここでプレイをしていると、なぜサニーカントリーでプレイするのか?という根本的な問が湧いてくる。単に、昔からプレイすることが習慣だから・・・。というのが唯一の答え。サニーカントリーは食事も昔のような味わいあるものではなく、値段という点でも、他のコースも安いためメリットも感じ無い。

つまり、昔から続けているから、あきらかにバリューが低いにもかかわらず、習慣を変えられない。続けること自体が目的となり、いつもと同じ場所であることが居心地の良さとなってしまう。

結局、ここで毎年プレイするのは、みんなが集まるからで、サニーカントリーでプレイすることは副次的な理由だったということがわかる。みんなが集まることが目的であれば、サニーカントリーではなくとも、他のコースはあまたある。ただし、それを探す手間、しばらくの期間のトライアンドエラーを繰り返す必要はある。

そんな話をしながらの夕食。いつもは寮で食べるが、今回は予約ができず外にいく。こちらも昨年発見した蕎麦屋である「職人館」。蕎麦屋とはいえ、こだわりの店。コースで頼むが「豆腐」に続き、「トマトに塩、きゅうりに味噌」なんて言うシンプルな料理が続く。しかし、トマトを塩だけで食べる旨さに目覚めたりする。考えて見れば、サラダドレッシングを使うのが当たり前になってしまい、こんな食べ方を忘れていた。

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惰性になった日々の習慣のなかでの、小さな発見。まさに、変えるタイミングかのよう。