おトク感とは

この日曜日、先週中に完成させる予定の計画書にコメントがつく。その直しは数値全体を見直す必要がある。土曜日と日曜日にシミュレーションをやり直す。日曜日には数ヶ月前に家内がチケットを予約していたミュージカル、「ドリーム・ガールズ」が東急文化村である。

そこでまず渋谷のオフィスで作業を開始する。公演開始時間に東急文化村で家内と待ち合わせる。ドリームガールズは映画館で観たあと、その場でCDまで買ってしまったくらいの素晴らしさ。ダイアナ・ロスシュープリームスを彷彿とさせる背景と音楽に引き込まれた。その本場のミュージカル。さすがに素晴らしい。舞台装置はシンプルなものの、出演者達の歌唱力に圧倒される。S席は1万を超えるらしいが、その価値は十分すぎるほどある。


そのあと、軽く食事をとって再度出社する。携帯に転送されるメールには、Skypeでチャットしたいと言ってきている。オフィスに戻りSkypeで課題を確認する。そして作業を始めるが、さすがに頭が切り替わらない。作業に対して気持ちの抵抗感まである。こういう時には、止めてしまうのが一番。若いころには、こんな状況でも無理やり作業を続け、たとえば、明日朝の締め切りに間に合わせるなどということが、たまにあったが、決して良い結果にはつながらない。間違いがあったり、結局、余計に時間がかかったり。生産性という観点では、効率が良いことは絶対にない。

そこで、割り切り帰宅して、18時間からの龍馬伝を見ながら夕食をとり、数日間残っていた飲み残しのワインを飲み、今晩に作業が終わらない旨のメールを送り、寝てしまう。

月曜日の朝、別の修正資料が送付されてくる。結局、この修正に合わせて、こちらのシミュレーションも再度行う必要があったので、仮に昨晩作業をしても2度手間になるところだった。月曜日の朝はやく、すっきりした頭で作業をスタート。集中している感覚と、テキパキ進む感じ。実はこんな感じを楽しんでいるのかもしれない。