リストラ事情

グローバル規模でのリストラクチャリングが実行に移された。売上の伸びが期待できない現状。コストをコントロールする他に生き残る術は無い。グローバル同時に行うと各国の事情が良くわかる。日本と欧州は労働者に好意的な社会の仕組みになっているが、米国は逆。会社が完全に優位。レイオフ対象者に、そのことを告げれば即日解雇。いろいろな事情はあろうが、もめたというレポートもされていない。中国は法治国家に確実に向っているとは言われている。そのため、いくつかの法律に抵触しないような形で進める。そうはいえ、これまた、ほぼ即日解雇。欧州は簡単では無さそう。アナウンスがあったあとも、未だ解決にむけ引きずっている。日本はどうか。このプロセスで、法や社会の仕組みだけではなく、感情や人の行動という点にまで経験として蓄積される。こんなことにまで詳しくなり、経験を積む。大きな会社では他人事のはず。重めの数ヶ月を過ごした後は、以前から行きたかった恵比寿のもつ鍋を食べ過ぎたりする。

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蟻月