いろいろと考えさせてくれる
ヒースロー空港、飛行機の12時間。この時間潰しのために本が数冊読めた。軽いものだが、いろいろ考えさせられる。
- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/08/16
- メディア: 新書
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最近は体重も高値安定。増えたなと思うと、もう戻らない。売れている本なので手にとってみる。基本的には痩せるためのダイエット本ではあるが、その方法はいわゆるビジネス書やら戦略系の本と同じ。まず徹底したデータに基づきファクトを記録し集める。それを分析する。分析に基づき行動を変える。行動を定着させる。骨子は企業の再生系の本と何ら変わらない。こういう論理的なアプローチだと素直にうなづける。
特に、本当にお腹が空いたときにモノを食べているのか?と問われると、自分の行動を考えさせられる。また、お腹が一杯になったら、そこで食事を止めることも重要だ。自分の身体をゴミ箱にする必要は無い。増してや、旨くないものであれば食べないこと。「もったいない」という気持ちも充分に理解できるが、それで余分な脂肪を身につけ、成人病になったり、痩せるためにエネルギーを使うのでは、余計にもったいない。そんなエネルギーは生産に向けるべきだ。また、無駄なものを食べず、残すことにより、世の中全体の食物の量が適正化していく。
米国で友人と食事をしたレストラン。やまほど盛り付けされていた。友人は「旨いか?」と尋ねてきた。ご馳走してもらっているので、旨いとは答える。そして、無理をして食べるが、どうしても食べられずに半分以上を残す。ふと周りを見渡す。他の仲間も残している。そして、これらの食べ物は捨てられる。こういう店にはみんなが行かなくなれば良い。そうなれば、旨くないものを山ほどだすことの間違いに店も気がつく。
自分の行動にしても、身体と対話することが大事。お腹が空いている状態でモノを食べているだろうか。苦しくなるまで食べていないだろうか?
そう考え始めただけで痩せそうだ。
生涯現役―いつまでも動ける体と心の作り方 (角川SSC新書)
- 作者: 杉原輝雄
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2008/02/10
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青木功の本に触発され、次は杉原輝雄を読んでみる。叩き上げの職人気質のゴルファー。最近の若者ゴルファーとは大違い。さすがに、人生を語らせると素直に納得させられる。
杉原は70歳で現役としてプロゴルファーを続けるのは金銭欲だという。その欲のために、日々努力する。一方で、ゴルフをさせてもらっていると感謝する。
こちらは勝負師ではないので、「金のために頑張る」とは素直に言えないが、感謝して生きることには大賛成。そう考えるとストレスもたまらず楽しく過ごせる。ゴルフはその修練の場として一番。
- 作者: 野村進
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/04/18
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