スコアをつくる

毎週土曜日はゴルフをする。どうしても仲間の都合があわないときもあるが、ほとんど毎週1回はプレイしている。


若いころのゴルフ
若いころには金銭的な制約が多く、また当時のプレイフィーは、現在の2倍はした。そのため、毎週コースに行くためにはハードルが高かったし、贅沢であるという、妙な罪悪感も生じた。ただし、それは逆に、数が限られるプレイの機会を大事にしようという気持ちに繋がった。2週間後にゴルフの予定があれば、前の週は練習場に行ったり、素振りをしたり、パターの練習をしたり。さらに、プレイ前日や当日の朝はそれなりに気持ちを高めたりしたように記憶している。それはそれなりに効果はあったようだ。いまでは、自分がどんなプレイをしていたのか思い出せないが、それほど苦労せずにオフィシャルハンディは10までいった。



毎週土曜日にプレイをしても、上手くならない
それが最近では、子供が大きくなったこともあり土曜日に家族の用事が少ないことや、プレイ費がグッと安くなったことで、毎週土曜日にプレイすることが、当然という気持ちにさえなってきた。むしろ、毎週日曜日のR-Bodyと同じ。土曜日には、早起きしてゴルフ場に行き、15時から16時くらいには帰宅し、ジジと遊んだり、ネットをしたり、本を読んだり、音楽を聴いたりとう時間の過ごし方をする。体調が優れなかったか何かで、土曜日をダラダラ過ごしたこともあるが、ものすごく時間を無駄にしたように感じたものだ。


こうして毎週プレイするのは、若いころにはあこがれのサラリーマンゴルフライフだった。その当時の偉い人たちは、仕事と称して、本当に毎週プレイしていた。いつかは、ゴルフが仕事になるのかと楽しみにしていた。しかし、景気後退やバブル崩壊の副作用は、プレイ費が安くなるという副作用を生じさせた。そのため、仕事ではなくとも、私のように、毎週ゴルフをすることにも無理がなくなった。


若いころには、こうやって毎週プレイできれば、さぞかし上手くなるだろうと信じていた。それは、プレイする回数さえ増やせば、安定度が増し、自分の予期しないアクシデントが減り、ミスの回数が減るだろうという、至極単純な発想だった。たしかに、論理的に考え、客観的に自分の周囲を見回せば、すぐにわかることだ。仕事で毎週ゴルフをしていた自分の上司たちは、決して、上手くはなかった。ゴルフ場にも、いつもいるようなオヤジたちもいたが、みんながハンディが良かったわけではない。



スコアをつけないゴルフ
悲しいことに、最近は、そのことを実感することが、すごく多い。スコアを考えてゴルフをするとストレスが増える。そのため、スコアは気にしないというのが正確。実際に、ニギる仲間とプレイする以外には、スコアカードすら記載していない。自分のコースでプレイするときには、まずしない。それで許される仲間といつもプレイしているというのも理由だとは思う。しかし、そうなると、スコアにこだわりが無くなるので、変に攻めたり、無理をしたり。OBを連発したり、3パットしたり。それを繰り返す。


しかし、そういう雑なプレイがもったいないという気持ちも強い。とくに、ショットの調子は、実は良い。一時期、年齢に伴う衰えのせいか、飛距離がグッと落ちた。そのため、約3年前からR-Bodyに通い始めた。すると、その効果は2年目あたりから、顕著に現われ始めた。少なくとも、若いころに飛距離には戻っている。最近では、良い当たりをすれば、昔よりも飛んだかと思うショットもある。

さらには、明らかに球筋が変わった。若いころはストレートに近い玉が出ることが少なく、右に球がでる時期もあれば、左に球がでる時期もあった。その都度、その曲りを小さくすることで、フェアウェイは無理でも、ラフに球を残し、OBを出さないことで対処していた。最近は、叩けば曲がるという状況は変わらない。しかし、明らかに、若いころよりも綺麗な球筋がでることも増えてきた。

(そんな気がするだけかもしれない。1ラウンドで14回ドライバーを利用するが、感覚的に自分の印象は次のような気がする)

本当に良い当たり=1回、
良い当たり=1回、
許せる当たり=3回、
OBにならないので良かったという当たり=4から5回、
OBになったり、酷い状況になる当たり=2から3回

ただし、この良い当たりの2回の球筋が良いことが増え、許せる範囲の当たりも、そこそこなので、ショットが良いよな印象が増えてきたのだろう。




スコアを分析してみる

スコアについては、長いことまじめに「スコアを作る」ためにプレイしていないが、このGWに続けてプレイをしたが、どこのコースに行ってもほぼ状況は同じ。

ハーフラウンドで、
パーが、2から3ホール
ダボが、1から2ホール
トリプルが、1から2ホール
あとはボギー。

スコアを作るための鉄則は、ダボやトリプルを叩かないこと。私の場合でも、たいていのラウンドで2から3のパーは獲れるので、あとをボギーでしのげれば、ハーフで6から7オーバー。計12から14オーバーなので、少なくとも80台ではラウンドできる。

とくに、ボギーにしているホールのうちで、3パットがだいたい2ホール。酷いときには3ホール以上のときもある。つまり、ショットが良くてパーオンしているにも関わらず、3パットでボギーにしてしまう。この3パットを少しでも少なくするラウンドをすれば、少なくとも2から3はスコアが改善する。

さらに、ダボやトリプルのうち、調子が良い日でも1つ、悪ければ3、4つはOBを出している。このOBが無いようにプレイするだけで、さらにスコアは改善できる。





今後の課題
つまり、(1)ハーフで3パットを1回減らすことでボギーからパーへ、(2)OBを減らすことで、ダボかトリプルをせめてボギーへ。それにより、ハーフでパーを4ホールとり、あとをボギーでしのげることができれば、ハーフで5オーバー。1ラウンドで10オーバーに戻ることができる。


そう考えれば自分の課題は明確。

(1)3パットを減らす、なくす
(2)OBを出さないようなプレイスタイルにする(力まず、叩かず・・)

ここまで来るのに物凄く長くなったが、そこで読んだのがこれ。

パットの神髄 (知的生きかた文庫)

パットの神髄 (知的生きかた文庫)


3パットの本質は、「ビビること」にあると気がつかせてくれる。あとは、青木のように、心からゴルフが好きになることか。