目白台 ハンバーガー Base
ジジと散歩。日本女子大方面にむかう。その途中にあるのがハンバーガーBase。味はかなり旨い。おそらく、コンセプトとしては住宅街で、出前も行う、地元密着のハンバーガー店。女子大もすぐ側で学生の需要もねらう。感じも良いので、いつも応援したくなる。
最近は旨いハンバーガーが増えた。３０年以上も前。マックを始めて食べた。好奇心は満たされたが、旨いとは思わなかった。大人になるまで、よほどのことが無いとマックは食べなかった。むしろ、自分より下の世代が毎週１回はマックが食べたくなる・・、という中毒症状に陥らされていたことを聞いて、かなり驚いた。彼らの世代は、塾の帰りにマックを食べるなど、日常の行動のなかに欠かすことの出来ない習慣にまでなっていたようだ。
約２０年前。米国。学食で昼飯を食べるが、旨いものは全く無い。何気なく食べたハンバーガー、カールスジュニアにはまる。オニオンリングがはさまれ、非常に香ばしい。初めて、ハンバーガーが旨いと思った。カールスジュニアは日本に進出していないので、米国を発つ時、食べ納めした。その１０年後、西海岸に出張した際はわざわざカールスジュニアを探した。数年前、留学した学校を訪問した際に、同じ場所にカールスジュニアがあり、思わず飛び込んだ。
ただし、こういう食い物というのは、一度食べてしまえば、その思いが収まる。あ、こんなもんだったなということも多いし、味が落ちたと思うことも多い。
相変わらず旨い、と思えるときは、実は決して多くは無い。やはり、それを食べる旬だったり、自分の置かれた状況との兼ね合いだったりと、いくつかの要素が絡み合って、もう一度食べたいという、強い思いになる。
ハンバーガーを食べることに抵抗がなくなると、旨いものを探したくなる。ハンバーガーというとマックが価格破壊をおこし、１００円程度で食べられるものとの値ごろ感ができてしまいっている。最近のプレミアム型で数百円と言われると、かなり高いイメージがある。しかし、旨いものを食べるには１０００円弱は必要。それに値する旨いハンバーガーはたくさんある。チェーン店のプレミアム型のバーガーも結構旨い。モスバーガーやベッカーズのプレミアムバーガーも１０分以上待つ甲斐はある。
目白台のBaseも、そんなハンバーガーのひとつ。吉野家より遥かに高く、ラーメンを食べるよりも高い。銀座のランチなみ。それでも、このクォリティなら納得できる。課題は場所か？。住宅街、学生の通り道。目立つとは言いがたい。近くで旨いものが食えるのはうれしい。さりげなく、ずっとやっていて欲しい。
