斉藤孝とジジ

Mejiro2008-01-24

読売新聞の夕刊にペットに関するコラムが連載されている。
2週続けて斉藤孝が愛犬について書いている。
家内がこのコラムを楽しみにしている。

先週のテーマは、愛犬の「居場所力」。
「・・・力」のタイトルの著作が当たっていることもあるのだろう。。
愛犬には、居場所力があると言う。
居場所力とは、家庭でペットとしての自分の適切な場所を見つけて、そこに溶け込むという力。
たとえば、家族3人で話していると、つねにその3人の間の適切な場所に、愛犬が自分の居場所をおいているという。
まさにジジのわが家における所作と同じ。
それをジジの行動に重ね合わせて読んだ家内が、斉藤孝の視点や、的確な表現が、面白い、面白いと繰り返し言う。


今週のテーマは、愛犬のペットロスの心配。
愛犬が可愛くて仕方が無い。それで、まだ3才であるにもかかわらず、いまから逝ってしまったときのペットロスについて心配している。これを読んだ家内が斉藤孝と私が似ている、似ていると繰り返し言う。

以前から斉藤孝の本が面白いと言っていたこともあるが、ジジを飼いはじめのころ、私がよく言っていたそうだ。
「もしジジが逝ってしまったら、すぐに次の犬を飼おう」。
自分では失ったときのつらさがすぐに思い浮かび、そのときの気持ちの対策をごく自然に話したつもりだった。
家内に言わせれば、飼いはじめたときから、そんな先のことを考えることは変だそうだ。

斉藤孝も同じことを心配している。

そういうふうに、ひとつの事象をさまざまな観点から観るだけではなく、先に起こり得ることまで考えてしまう。同じ思考のパターンを持っているようだ。

そういえば、最近、斉藤孝をテレビで見かけなくなったような。書くものは、いつも良いのだけれども。