gmailとケータイ

最近の企業は情報漏えいに慎重。それに伴い、ネット接続にも各種制限を設けている。gmailのようなWebメールも利用しにくい。メールはすべて保存されているとか、中味はいつもチェックされているとか、管理強化にむけた噂はたえない。そうなると、会社のメールやネットを利用しようという気がおきない。友人にはgmailのアドレスしか教えない。

たしかに、PCやネット環境は会社の資産。それがプライベートな活動に利用されるのは間違っている。とはいえ、いろいろな人たちからゴルフのお誘いや飲み会のチェーンメールのやりとりもリアルタイムで必要になることだってある。そうなると、個人生活の防衛策として、ケータイを利用するようになる。

若い人たちはケータイの親指入力が得意だから良い。おやじは10本の指を利用しないと、考えている速度と書いている速度が一致せずに、いらいらしてしまう。そのため、ケータイのメールは最小限となる。また、保存や探すが面倒なので、ケータイのアドレスを飲み会の友人との連絡先に教えるほどでもない。結局、便利なgmailを利用してしまう。

gmailの優れた点はいろいろと語られている。もっとも感謝しているのは、gmailの「転送」機能。ISPも有料サービスでなら提供しているが、gmailは無料。ほぼリアルタイムで、gmail宛のメールがケータイに転送され、飲み会のお誘いメールも見逃さない。

返信はケータイのアドレスから返信するのも手ではあるが、有料のリモートメールなどを使える。メールの発信アドレスを、@gmailに置き換えて発信してくれる。相手先はgmailのアドレスから返事が来ているように見えている。ただ、この方法の場合には、ケータイでの入力。親指に依存してしまう。緊急対策程度。



つまり、おやじの行動はこういうことだ

  • 会社のPCは管理が厳しくプライベートな連絡手段として利用しにくい
  • ケータイは早く入力できない

このような不便さを解消する通信が新しいビジネスチャンス・・・