栗林忠道の手紙に学ぶ
誠に恥ずかしいことに映画で名前を知った栗林忠道。栗林忠道が硫黄島から家族に送り続けた41通の手紙を収録した本。
戦場からの、死を前にした手紙。しかし、悲壮感は無い。むしろ、家族の日々の生活を気遣う内容が多い。
- 作者: 栗林忠道,半藤一利
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/08/08
- メディア: 単行本
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特に、幼い娘に対する手紙はほほえましい。娘の手紙に対し誤字を指摘している。そして、誤字脱字は人柄や知性を疑われるので、気をつけるように注意している。
最近はワープロの時代。誤字脱字は「ワープロの変換ミス」と同義に使われることが多い。誤字脱字が無いということは、本来は知性を表していたということに、あらためて気がつかされた。
われわれの時代は、誤字脱字は機械のせいになっている。