栗林忠道の手紙に学ぶ

誠に恥ずかしいことに映画で名前を知った栗林忠道栗林忠道硫黄島から家族に送り続けた41通の手紙を収録した本。
戦場からの、死を前にした手紙。しかし、悲壮感は無い。むしろ、家族の日々の生活を気遣う内容が多い。

栗林忠道 硫黄島からの手紙

栗林忠道 硫黄島からの手紙

特に、幼い娘に対する手紙はほほえましい。娘の手紙に対し誤字を指摘している。そして、誤字脱字は人柄や知性を疑われるので、気をつけるように注意している。

最近はワープロの時代。誤字脱字は「ワープロの変換ミス」と同義に使われることが多い。誤字脱字が無いということは、本来は知性を表していたということに、あらためて気がつかされた。

われわれの時代は、誤字脱字は機械のせいになっている。