プロフェショナルとは

「プロフェショナルとは?」を語っている。

プロフェッショナル原論 (ちくま新書)

プロフェッショナル原論 (ちくま新書)

この数年、プロフェショナルについて語る本は多い。ただ、その多くはテクニック本だと著者は言う。むしろ、この本ではプロフェショナルとして心構え、態度、行動特徴、果たすべき役割などの「そもそも、あるべき姿」について論を展開している。それゆえに「原論」と題名をつけている。

著者が明確に定義しているプロフェショナルの姿に同意できるし、違和感はない。

ただ、この手の本を読むと、いつも感じることがある。それは、自分の行動のチェックリストに使ってしまうということだ。これは自分に当てはまる。だから、自分はプロフェショナル度=1点加算。これもあてはまる。さらに1点加算。これは自分と違う。ゼロ点加算。そんな具合だ。この計算だと加算しかしない。違う点は引き算もしない。そのため、読み終わると、自分はプロフェショナル10分の6(10項目のう6点が加算)だな。よしよし、で終わる。

この本が語るプロフェショナル度をチェックリストにして整理しようかと思った。箇条書きにすれば、おそらくA4、1枚で箇条書きリストがつくれそうだ。その昔、「xx訓」のようなメモをいつも持ってる人がいたっけ。

それを一冊の本にまで膨らませることができること。それがプロフェショナルの証なのだろう。