エルレガーデン新譜

ELEVEN FIRE CRACKERS

ELEVEN FIRE CRACKERS

発売されるなりオリコン1位になったと娘が言っている。いまの実力、勢い、モチベーションを維持し続けられれば、本当に、日本のビートルズやクイーンと呼ばれるバンドにまで成長する予感がする。

約35年程度しかロック系の音楽市場は観察していないが、昔から、「日本のビートルズだ・・」とか妙に本人たちの実力と差のあるコピーをつけられたバンドがあった。そう信じている人たちもいたのであろうが、こういうコピーを見て、「たしかに悪くは無いけど・・・」くらいの感想しかもてなかった。

しかし、このエルレガーデンは本物だ。不思議でならないのは音楽業界紙以外で彼らに関する記事をほとんど見かけない。つまり、世間はまだ知らない。

エルレガーデンは、インディーズでパンクと分類されている。ビートが速いので、保守的な層にはすぐに理解されないようだ。しかし、このスピード感に慣れてくると、メロディラインの美しさに気がつく。アコースティックギターで鼻歌にして歌ったほうが、そんな層の人たちにはアピールできるだろう。

そういう人たちまでが、この存在に気がつき始めると、エルレガーデンは「音楽界の井上雄彦鳥山明・・・」とでも呼ばれはじめるに違いない。