内容はともあれ

同じ内容なのに、文体によって、内容がよく見えたり、悪く見えたりする。そのコツを学ぶ本。長男はこの著者の小論文添削を受けていた。

たった400字で説得できる文章術

たった400字で説得できる文章術

下手だと思われる6つの典型例

  • 1文が長すぎる
    • 一文を60字以内で収めるつもりで書くこと
  • 文末や接続詞に同じ表現を繰り返す
    • 「と思う」「のだ」「のである」。すべての文で同じ文末は下手な文の典型。同じ接続詞(「だから」「ゆえに」「したがって」・・を使い続けるのも好ましくない
  • 基本用語を使えない
    • 「長所短所」と言えば良いところを、「よいところや悪いところ」と言ってしまう
  • 句読点の打ち方が曖昧

テンの打ち方には、次のような基準があるとされている。

  • 重文のとき、節のあと(「・・・だが」「・・・ので」「・・・のとき」などのあと)
  • 続けて書くと、ひとつの言葉と誤解されるとき (ベートーヴェンブラームスブルックナー
  • 主語が長いとき (「東北地方の小さな田舎町の出身だった彼は、・・・」)
  • むやみに凝った表現を使う
  • 弁解ばかりしている
    • 「私はそのようなことを言える立場ではないが・・」「と言われている」「と思われている」

説得力を倍増させる6つのテクニック

  • 客観的なデータで裏付ける
  • 現場の証言を示す
  • 周囲の状況から検証する
  • 場合によっては自分の体験談も使う
  • 主要でない部分は他人の意見ですます
  • 他国や他業種と比較する

この本を読みながら、自分の文体や文章を考えた。

反省したり、安心したりだ。