内容はともあれ
同じ内容なのに、文体によって、内容がよく見えたり、悪く見えたりする。そのコツを学ぶ本。長男はこの著者の小論文添削を受けていた。
- 作者: 樋口裕一
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
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下手だと思われる6つの典型例
- 1文が長すぎる
- 一文を60字以内で収めるつもりで書くこと
- 文末や接続詞に同じ表現を繰り返す
- 「と思う」「のだ」「のである」。すべての文で同じ文末は下手な文の典型。同じ接続詞(「だから」「ゆえに」「したがって」・・を使い続けるのも好ましくない
- 基本用語を使えない
- 「長所短所」と言えば良いところを、「よいところや悪いところ」と言ってしまう
- 句読点の打ち方が曖昧
テンの打ち方には、次のような基準があるとされている。
- むやみに凝った表現を使う
- 弁解ばかりしている
- 「私はそのようなことを言える立場ではないが・・」「と言われている」「と思われている」
説得力を倍増させる6つのテクニック
- 客観的なデータで裏付ける
- 現場の証言を示す
- 周囲の状況から検証する
- 場合によっては自分の体験談も使う
- 主要でない部分は他人の意見ですます
- 他国や他業種と比較する
この本を読みながら、自分の文体や文章を考えた。
反省したり、安心したりだ。