犬の行動

家内が発見したAgora 6月号のコラム。船曳建夫氏の「言葉とこころ」。テーマは犬。家内は最近犬に関する記事が多いと言う。それが、「ビットが立っている」状態だと教える。間違いなく、わが家でジジを飼い始める前にも、犬に関する記事は多かったはず。犬に対する関心が低いときには、頭のなかのレセプターがその情報を受け取らなかっただけのことだ。

さて、家内に勧められ、このコラムを読んでみた。ジジの性格や行動が解明できた。

  • 犬は・・・元々、集団で暮らし、集団のなかのより強いものに服従する習性をもっているので、人間に育てられるとたやすくなついて従うようになる。
  • 太平洋の島では、犬は村の中を、飼い主が誰ということもなくうろついていて、・・・人間の狩りに協力する。後で肉の分け前をもらうのだ
  • 犬が自分を人間と同じ生き物と思いこんでの協力が一部分あずかっている

つまり、みんなと一緒にいることがジジの喜びのようだ。ジジには決してヒトの食べ物は与えない。ジジもそれはわかっている。が、わが家の食事の際には、食卓テーブルの下、みんなの足下のあたりにいる。つねにおこぼれに預かりろうとする習性で、DNAの行動なのだろう。

その後は、一部の猟犬を別にすると、犬は次第に、社会的な協力者というよりも、精神的な同伴者になってきていた。・・・自分を愛してくれるが自分の上に立ったりはしない、そうした相手、ペットとしての犬を求める欲求をつくり出している

この数ヶ月は、家族それぞれ、ずいぶんとジジに助けられている。

犬という字の右上の「点」も、あの可愛いしっぽを表しているのかもしれない


「点」がしっぽだとすると、その存在は、古代より「大」なのだろう・・