ロングテールとインディーズ

随分、音楽を聴いていなかった。しかし、昨年、何かのテレビ番組で、Simple Planが来日したとやらで音を流していた。当時は、米国オンリーのi-Tuneが出始め、試聴だけしてみた。退行現象をおこしているのかもしれない。そのドラムのスピードと、ギターの歪んだ音が、本能を呼び覚ました。 CDを購入してみたが、パンクというジャンル。私の年代では、これがパンクとして語られているのかと知って、妙に違和感を感じた。

昔の記憶を呼び戻せば、パンクとはSexPistlsのことだった。God Save the Queenは、最近の若者バンドには練習曲として流行っているようだが、当時はシンセサイザーが出回り始め、リッチな音がもてはやされており、シンプルすぎるかなという印象しかなかった。

しかし、いまのパンクは、格段に速くなっている。そして、メロディラインが美しい。さらに、メジャーレーベルが取り扱わず、独立系のインディーズレーベルが限定した顧客層に販売し、それで充分商売が成り立っているようだ。それも、どうやら世界中で同時に動いているように見える。恵比寿にあるCDショップのインディーズコーナーでは、日本のアーティストも充実しているが、アメリカ、イギリスはもちろんのこと、ドイツやイタリアのバンドのCDまで並ぶ。

これまで購入したアーティストをレビューしていこうと思うが、今週購入したのは日本のBeat Crusaders

Feel

Feel

以前から、ジャケットは見かけていた。ただ、その理由は定かではないが「お面」を被っており、ゲテモノ系と判断していた。しかし、Google VideoEllegardenを偶然検索したときに、何故だか、彼らの音も入ったビデオが見つかった。そして、悪くない。そこで、とりあえず買ってみた。速さが物足りないが、メロディはかなりポップ。また、ギターだけではなく、テクノ系のキーボードも加わる。ロングテールのコミュニティがどういう評価をしているのかは知らないが、かなり頭の部分に近そうだ。