サンフランシスコに格安で
大きな会社につとめていたときには、契約している代理店が出張手配をしてくれていた。アシスタントの女性が候補の便のリストを持ってきてくれ、適当に選んでいた。そうなると、座席とか、価格とか、妙にしっくりこない選択が行われている。それがいつも機内で判明する。そうして、なんとなくストレスを残したまま機内で過ごす。
小さな会社でもシステムは同じだった。契約している代理店が安くて便利だと言う。本当にそうなのか?と疑問をもっていたので、この3月の出張から、すべてを自分で手配してみる。特に、大規模なリストラ後。コストがかかるものは悪だというマインドが染み付いて抜けない。そこで、とにかく、格安案件を見つける。
まずは、フライト。
Expediaを中心に、ネットでは、フライトの料金比較が簡単に検索できる。この比較サイトを見ての結論は、(1)デルタ(ノースウェスト)がつねに安いということと、(2)デルタのサイトで直接予約した方が便利ということ。
デルタのサイトで直接予約する1番のメリットは座席を指定できること。サンフランシスコ往復で9.5万円の格安エコノミー。それにもかかわらず、座席が指定できる。非常口横の足がゆったり伸ばせるシートを往復で予約。おかげで、フライト中の狭さを感じることはいっさい無し。
そして、ホテル。
米国の友人が、Hotwireが良いと言う。このHotwireは、ホテル名を公表せずに、地域と星数と値段だけを表示している。たとえば、サンフランシスコ空港そば、3星ホテルが100ドルという具合。友人は、このHotwireで予約。すると、5ツ星クラスのホテルが100ドル以下で利用できたと言う。間違いなく、ホテル側としては稼働率をあげながら、自分のブランドを落とさないようにして販売するための古典的な2重価格手法。それをHotwireは提供している。
このHotwireを探してみる。たしかに、良さそうな名前の分からない高級ホテルがリストアップされる。早速申込もうとする。しかし、クレジットカードを受け付けない。米国発行のクレジットしか受け付けないらしい。残念ながら、ここで断念。Expediaでリーズナブルなホテルを選択する。4泊で1.5万円。ひどくはないが良いとも言えないレベル。
最後にレンタカー。
今回見つけたのは、Traveljigsaw。検索すると格安のレンタカーをリストしてくれる。そのなかでミッドサイズを選ぶ。1日あたり3千円。空港では、ムスタングのコンバーティブルが待っていた。さすがに一時代前の車らしく、周りで走っている姿を全く見かけなかった。しかし、それなりに満足。