iPod Touchが故障すると

iPod Touchは日本発売と同時に購入した。ウィンドウズのiTunesではアクティベーションできないというバグも経験した。1週間後にソフトがバージョンアップし、アクティベーションが可能になったが、発売と同時に購入したにもかかわらず、1週間は使えなかった。

iPod Touchが欲しかったのは、あのスティーブジョブのプレゼンを見てだ。このUIは時代を変えると思った。実は発売と同時期に米国にも行った。そして、iPhoneも試してみた。そのときには、ネットワークはEDGE。ネットのブラウザをしたが、あまりに遅くて使い物にならないと思った。

このたび、全世界でiPhone3Gが発売された。テレビや雑誌で、iPhone3GのUIを賞賛していた。これを見るたびに、妙な違和感を覚えた。だって、UI自体は、iPod Touchと大きく変わらない。なぜ、いまごろ騒ぐのだろうという感じていた。

もし、iPhone3Gを誉めるのであれば、App storeという仕組みを開始したことだろう。ただし、これもiPod TouchにもApplicationは追加できるようになっていたので、「Applicationを販売できるようになった」という点が新しいというのなら、良く理解できたはずだ。

iPod Touchに5万円も払って購入している身としては、そのようなUIを体験するためだけにiPhone3Gを買おうという気には全くならない。いつも、ケータイとiPod Touchの2つを持ち歩き、それぞれ使っている。そのそれぞれを利用するシーンが異なるので、2つがひとつにならなくても困らない。ただ、どうしても試してみたいのが、App Storeに並んだ、たくさんのApplication。このそれぞれは利用してみたい。

http://images.apple.com/jp/iphone/appstore/images/appstore_appstoreimage_20080613.jpg

iPod TouchApp Storeを利用するためには、iPhone 3G ソフトウェア2.0にアップグレードしなければならない。それは有料で1200円。iPod Touchユーザーはこうして次々とアップグレードするごとに、金を取られてゆくのだろうかと心配になる。

さらに、事件が起こった。

このソフトウェア2.0をインストールしたところ、iPod Touchが全く機能を停止してしまった。電源すら入らない。1日経てば、このバグでクレームが殺到して、ウィンドウズからのアクティベーションのときのように、ソフトがアップグレードするかと思ったが、ネットを見ても騒ぎはおきていない。自分だけの特殊なトラブルなのだろうと観念し、アップルに修理を申し込む。

本当に幸いなことに、購入して1年以内だったらしく、修理は無料。

アップルのサイトから申し込むと宅配便が家まで回収に来て、1週間で新品が送られてきた。これで、晴れてApp Storeが利用できるようになった。

キーボードの文字入力も入力しやすくなっている。前のものは、指がはみ出し、となりのキーを叩いてしまったが、新品は反応が良くなっている。やっと、音楽以外のネット接続にも使おうかという気になってきた。

トラブルはあるのだが、そのトラブルが直ると、前よりも良くなっている。マックファンはこんなプロセスを楽しんでいたのだろうと、やっとわかってきた。